施設紹介
山の文化館の建物は、明治43年に建てられた絹織物工場「山長」の事務所・石蔵・門を修築したもので、平成14年12月に国の登録有形文化財に登録されました。
隣接して増築された別棟に資料文献室「九山山房」があります。
事務所は木造2階で、外壁をイギリス下見板張とした洋風建築です。現在は、1階を事務所・図書室、2階を集会場として使用しています。
石蔵はかつて生糸の保管庫として使われていたもので、木骨石造の2階建てです。現在は、1階を深田久弥遺品を中心とした展示室、2階を資料の収蔵庫として使用しています。
平成30年(2018年)4月に完成し、8月に開館した資料文献室には、山岳の古典、登山技術書、高山植物など自然に関するもの、山岳信仰についての書籍、『山と溪谷』、『岳人』、『アルプ』などの山岳雑誌、海外遠征記録、内外の山岳会誌、部報、海外の山に関するものなど一万点を超す書籍・資料が収蔵されています。深田久弥の世田谷の自宅にあった「本小屋」の名称にちなんで「九山山房」と名付けています。
「ここを訪れれば山の文化が分かる」、そうあるために いつまでも成長し続けるミュージアムを目指していきます。随時深田久弥に関する資料、山に関する書籍等を収集しています。ご協力をお願いします。
※ 登録文化財制度
建築後50年を経過した建造物で、国土の歴史的景観に寄与するもの、造形の規範になっているもの、再現することが容易でないものなどを、所有者が文化財として国に登録する制度。指定文化財制度と異なり、外観を大きく変えなければ、内部を改装し、レストランや資料館などとして活用することができる。
※ イギリス下見板張(したみいたばり)
下見板とは、家の外部の壁をおおう横板張で、板どうしが少し重なり合うように取り付けてある板のこと。
下見板の外に押さえ縁(板のおさえに打ち付ける細長い木)があるものを押縁(おしぶち)下見板張、押縁のないものを南京下見板張といい、南京下見板張の別名をイギリス下見板張という。
別館「聴山房」
この度、敷地内にあります別棟を改修し、「聴山房」と称して開館いたしました。
ここには、静かに時を紡いできた日本庭園を眺めながら、くつろぎ、談笑できる落ち着いた和室と、茶房を設けました。
大樹の中に四季折々の風情あふれる語らいの場としてゆったりした時間が流れるひと時をお過ごしください。
展示場としても利用できる
営業時間 10:00~16:00(LO)
メニュー
- コーヒ…..300円
- エスプレッソ…..300円
- ココア…..300円
館内のご案内
深田久弥山の文化館来館記念グッズ
深田久弥山の文化館では、ご来館の記念のグッズを用意いたしております。
ご来館の折は是非ご購入下さい。
森の木工作品
多くの種類の木工品があります。
お値段は400円から600円までいろいろあります。
森の笛(400円)が大人気です。
深田久弥 記念絵葉書
挿絵家で有名な西のぼる氏の絵や白山、生家、など8枚あります。
1枚60円、8枚セットで450円です。
深田久弥物語
山の文化館オリジナルDVD
(約20分の映像です。1枚800円です)
深田久弥山の文化館オリジナルクリァファイル(100円)
江沼平野からの山岳パノラマ
深田久弥のふるさと江沼平野からのパノラマ写真です。
山々の名や標高が記され、山座同定ができます。
用紙は普通紙、サイズA3 3段に印刷されています。(1枚 100円)
登山焼き物
登山グッズをモチーフに地元作家さんが製作した焼き物です。
その他、各種書籍等揃えております。
詳しくはお問い合わせまたは、ご来館にてご確認下さい。