深田久弥 「日本百名山」
日本人はたいていふるさとの山を持っている。
山の大小遠近はあっても、
ふるさとの守護神のような山を持っている。
そしてその山を眺めながら育ち、
成人してふるさとを離れても、
その山の姿は心に残っている。

どんなに世相が変っても
その山だけは昔のままで、
あたたかく帰郷の人を迎えてくれる。

私のふるさとの山は白山であった。

深田久弥山の文化館とは

加賀市大聖寺が生んだ山の文学者、深田久弥(ふかたきゅうや)の「日本百名山」の著者であり、山の文学、小説、ヒマラヤ研究などについての深田久弥業績やゆかりの品々の展示のみならず、山と自然に関する資料を集めた資料文献室もあり、山の魅力についても紹介しています。

また山と自然に関する資料を集めた資料文献室もあり、山の好きな人々、自然に心を寄せる人々が、絶えずこの場に集まり、心を開いて自然と人間について語りあっていただける施設です。

この館は明治期に建てられた、懐かしい建物で、樹齢650年と言われるイチョウなどの巨木に囲まれた、心和む雰囲気の中にあります。